ノット・マーレ、バット・アルドーレの感想

北埜とらさん
評価:☆☆
>「ピノとグリーチネ、東の果ての島では……」
東の果ての島=日本 ピノ=松、松ぼっくり(イタリア語)(スペイン語かも) グリーチネ=藤色(イタリア語)
→松と藤
→男は松 女は藤
『松に藤が絡まるように、女は男を頼りにするものだということのたとえ。(コトバンクより)』
→名前的にも運命で結ばれた二人は末永く仲良く暮らしましたとさ、めでたしめでたし

 ア ハ 体 験 

 なるほどイタリア語ですね、ではタイトルの意味も考えてみます
マーレ=海
アルドーレ=熱、情熱
not A but B = AではなくB(イタリア語はしらん)
→海ではなく熱
 終盤のピノさんの台詞を見る感じだと、両親が家族というものを海に葬り去ろうとしたのではなく、アルドーレを置いていくことで、家族という温かな熱の痕跡をこの世に残したかった……ということにグリーチネさんが気付くことができた、という部分を、タイトルにした、ってとこでしょうか。ぜひとも作者さんの解説を窺いたい。声に出して読みたいタイトルですね、お洒落です。
 ピノさんという探偵が、殺人事件を華麗に解決してみせたのと同じように、グリーチネさんの心のしこりを華麗に解きほぐしてみせた。そして二人は永遠の愛で結ばれた(※私の妄想)……っていう物語ですね。
 『いままでとなんらかわりない日常がもどってきた』とあることから、もしかして心中で両親も亡くならなかったんじゃないかなあ、と思うんですが、どうだったんだろう。命を奪おうとしたグリーチネさんに対する罪の意識を持ったまま、どこか離れたところで、今は穏やかに暮らしていたりして。どちらにしろ、グリーチネさんはこれから両親に対する怒りから解放されて、アルドーレの思い出を抱えたまま、ピノさんの元で幸せに暮らしていくのでしょう。めでたしめでたし。
 アルドーレはなんのポケモンだったんでしょうか……熱、ってところがヒントな気がするんですが、特定までは至りませんでした。気になる。

■投票時追記
 チャット会時の様子を見るに、私がツイキャスでダラダラ喋ってるときの『前半パート変なところを漢字変換している』というのを作者さん聞かれたんじゃないかと思っています(違ったらすいません)。『変なところ』で済ますのも大変失礼な話でありましたので、何を変だと思ったのか、説明させていただきます。
 先に言っておきますが、この漢字変換を変だと感じたのは私の個人的な感覚でありますので、私の言っていることが表現上正しいとは全く考えておりません。
 チャット会の時、『ひらがなだらけだと読みづらいと思ったからところどころ変換した』のようなニュアンスで仰っていたように受け取りました。
 まず、この前半パートをひらがなで書こうと思ったのは何故なのかという話で、おそらく『語り手が子供であることを暗示している』のであったと予想しています。その後大人になってからの文章との対照。ひらがな比率で子供らしさを表現していたのであれば、『不意に』『功を奏した』こういう子供らしならぬ難しい言葉づかいを確実に排除するべきだったし、『疑問』『嘘』こういうゴチャッとして難しめの漢字こそひらくべきだと考えます。
 もしくは『状況の不可解さ、夢の中のような雰囲気を出すために敢えてひらがなで書いた』といったところでしょうか。もしそうだとしたら(やはり子供らしからぬ言葉づかいは雰囲気を削ぐだけと考えますが)、ひらがなの中に突然『嘘』みたいな漢字が出てくるとドキッとするので、アリかなと思います。アリかなと思いますが、そうなら、別の部分はもっとひらがなで占拠しとかないと、効果が薄まります。読みづらさに関しては、どちらかというと文章の書き方から工夫すべきかなあと思いました。あと、もし夢みたいな雰囲気を狙って書いていたのだとしたら、ネタばらしするのが早すぎてもったいないなあと思いました。最後ピノさんと話するとこまで引っ張った方が良かったかな。
 結論としては、このシーンに関しては、中途半端な漢字変換のせいで色々と中途半端になってるなあという印象でした。……ということを考えて、ああいうことを言いました。細かいこと言ってんなコイツと思われるかもしれませんが、正直私もそう思います。感想で指摘するレベルじゃない(ので最初は書きませんでした)。ですが、こういった細かい違和感が積み重なった結果、私が導入で作品に入り込めなかったのもまた事実です。
 繰り返しますが、【私の個人的な感覚】なので、他の人がどう思ったかは分からないし、私の考え方を受け入れる必要はまったくないと思います。ただ気にされてるようだったので、説明した方がいいかな~って思いました。そんな感じです!長々ごめんなさい!
Pさん
評価:☆
読後にまず最後の一文について調べたのですが、「松に絡む藤」は古典和歌のモチーフとして古くから存在しているのですね。お題「ふじ」を取り込む上でとても面白い着眼点だと思います。
しかし作中に登場するキャラクターはいずれもそうした極東知識に縁があるようには思えず、誰が語っているのかもわからないこの一文だけがノーヒントで提示されてきたような違和感を覚えてしまいました。
作中の事件はピノの手で見事に解決されていますが、グリーチネの相棒「アルドーレ」がどのようなポケモンだったのか、作中ではごく普通の男性のように映るピノの元からどうして通算24人も家政婦が出て行ったのかなど、ストーリーの終結とともに迷宮入りしてしまった、読者から見た謎はまだまだ残っているように感じました。できればそちらにも鮮やかな答えを提示していただきたかったです。
照風めめさん
評価:☆☆
死亡:〇
属性:扶持(ふち)
舞台:不明
推しポイント:並行と迎合、物語の組み立て
アオリ文:名探偵の手の中で、錯誤の糸は解けゆく
タイトルとかその辺いろいろの考察は他の方がやってくださったので割愛したいと思います。
グリーチネをベースに、アルドーレとの話、ピノとの話の二つが最後に重なる、面白い展開だったと思います。
ただ惜しいのが尺の短さ! これは一万字でやるにはかなりハードだったと思います。三万字欲しい!
やはり探偵モノは字数が厳しいですよね。犯人があっという間に捕まるのはテンポが良すぎて読みやすいのは読みやすいんですけどね。
事件解決後からの唐突なピノの質問は、確かにストーリー的には都合がいいんですが、物語を畳みに行こうという感じが少し強かったようにも思います。
>そこで今日、リーマン予想と肩を並べるほどの難題を言い渡された。
私は分かりますけど、もうちょっと別の例でも良い気がします……。ちょっと家政婦とマッチしないかなあと。
序盤のグリーチネの過去のシーン、パワーを感じました。あえてひらがなが多かったのも子供時代の回想っていう感じが出ていて味があると思いました。
森羅さん
評価:☆☆
推理モノ。これを一万字でやろうとしたのは素晴らしいと思います! ただ、ポケノベなので、ポケモンのワザなりなんなりを絡ませた方法での推理モノが読みたかったです……。
あまもさん
評価:☆☆☆
探偵のピノさんと出会って、グリーチネさんの視野と心が広がったように感じました。これからの彼女の幸福を祈りたくなりました。
あきはばら博士さん
評価:☆☆☆
探偵との日常っていいですよね、ただ書きたいことがたくさんあった情報が多すぎて、少し絞った方が良かったかもしれません。
カイさん
評価:☆☆☆
探偵さんと家政婦さん、立場の違う二人が事件を解決していくシーンが、前半と違った雰囲気で面白かったです。タイトルや名前に意味が込められていそうなので、ぜひ作者様の解説を待ちたいところです。
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆
事件があまりにさくっと解決されてしまった!笑
連載の第一話のような鮮やかさがありました。実際の殺人事件も、グリーチネの心のしこりもあっさりと解き明かすピノの手腕に乾杯です。
風間深織さん
評価:☆☆
ポケモン二次創作で推理モノ、ポケモンはどう絡んでくるのかなと思ったら、全く絡みがなくて、うーん……と思いました。ポケモンがいなくても書けるような印象です。作者様の意図を読み取れなくて本当にごめんなさい。
葉穂々さん
評価:☆☆
ポケストフェス唯一のミステリーものですね。ふじ要素は「扶侍」でしょうか?
家政婦グリーチネと探偵ピノのやり取りが「如何にも」で好きです。嗚呼、トマトパスタが食べたい。
メインの推理描写ですが、解決へのロジックは納得できるのですが、あまりにサクサク進み過ぎて……折角のミステリーものなのですから、もう少し捻ったトリック的な何かがあればより良かったかなぁと。
Ryoさん
評価:☆
これは短編一話完結のポケモン小説であり、挿絵もつかない。そのことを考えると
一つも外見の特徴が出てこない、ニックネームだけのポケモンを登場させるのは単に読者を混乱させるだけになります。
読者にそのポケモンの正体を推察させたい等の意図があるならば「姿がよく思い出せない」等の導線を引くべきです。
そうでなければ単に種族名を書き忘れたのと見分けがつきませんし「推察させたいのだな」と忖度してくれる読者は恐らく少ないと思われます。
しかもこれは推理小説の要素も入っており、中盤はほぼその要素で進むのですから、尚更に余計な謎はノイズにしかならない。
また、まるで打ち切りのようなラストも気にかかりました。
こんな会ってすぐの人に言われたことで何年も燻っていた家族への憤りが愛情にあっさりと変わるものなのでしょうか。
グリーチネがピノに対して愛情を抱く展開もいくらなんでも急すぎます。
全体的に、推理要素とグリーチネの家族の話が今ひとつ噛み合っていないように思いました。
フィッターRさん
評価:☆
このお話で表現したいことのスケールが、最大1万字という字数制限に対して大きすぎるのではないかと思います。アルドーレの種族がなんなのか明かされていなかったり、ラストシーンでグリーチネが両親の事をやけにあっさり受け入れてしまっていたりと、そこにドラマがあるはずだろうに掘り下げきれていない点が多々見受けられました。
くわえて、犯人がその場にいたわけでもないのに、推理を終えて解決するまでの時間が家事をこなす間の時間だけというのは早すぎではないでしょうか。探偵と出会い、彼の推理で過去のしがらみから逃れるという大筋はいいだけに、もっと字数を稼げる場で公開したほうが良かったのではと思ってしまいました。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆
【褒めポイント】
・全体的にすっと話が入ってきた
  推理パートに限らず、探偵のピノさんがさくさく話を進めてくれたため。作風や内容にも寄るんでしょうが、セリフと地の文のバランスはこのくらいがちょうどいいのかな、とも思ったり。
・ピノとグリーチネという名前に隠されたことわざ
  どちらもイタリア語で、松と藤を表す単語。東の果ての島では、「男は松、女は藤」となるんですね。巧妙だと思いました。
【指摘ポイント】
・説得ひとつでトラウマや怒りが綺麗さっぱり消えるのか
  グリーチネが抱いた両親に対する怒りはずっと残り、怒りの炎をともしているわけですが、幼少期のトラウマも絡むそれが説得一つで消えてしまっているのが違和感。そのせいか抱いていた怒りがあまり深刻に感じられなかった。
・アルドーレがポケモンじゃなくても話がある程度成り立ってしまう
  比喩として使われるポケモンは別として、アルドーレのポケモンらしさが垣間見える表現が欲しかった。
・ピノの推理パートが一回で終わってしまうのも残念
  もう一つ分事件を扱うには字数制限が厳しかったのかな……。
【総評】
 ことわざの仕込みに感服しました、☆3つといたします。
紫雲さん
評価:☆☆
 男は松 女は藤が示すように、ピノとグリーチネの関係性がとても素敵でした。ただ、ポケモンの二次創作として、もう少しポケモンが絡んだミステリを期待していたことと、アルドーレもポケモンでなく普通のペットとしても文章が成立してしまうところに、もう少しポケモンらしさが欲しかったなと思いました。
はやめさん
評価:☆
 今回タイトルを読み解くのが一番難しかった作品でした。マスクネームと合わせて芸術的で素敵です。
 探偵パートとアルドーレを置いて行った真意の部分に、もう少し繋がりを持たせるとスムーズに入ることが出来たかなと感じます。
円山翔さん
評価:☆☆☆
 タイトルの意味は何となく分かった気がします。おそらくマーレが表す海は、冒頭部のシーンですね。海ではなく、アルドーレ。グリーチネが幼少期に共に過ごしたポケモン。
 ……申し訳ありません。うーむ、何が起こったのだろう……?というのが初めて拝読した時の感想でした。アルドーレという名の何者かがどのポケモンなのかも、最後の最後に「ヒトモシかなぁ」くらいにしか分からず、ピノとグリーチネの名の由来も、後で調べておそらく「ピノ・グリージョ」ワインの名前かなぁと予想をたててみましたが、東の果ての島という単語と結びつかず……そうぞうりょくも知識も足りない私をどうかお許しください……
 被害者の首についた後については、ピノさんに解説いただいてもう一度描写を見て、なるほどと思いました。首を吊ったのであれば確かに首の後ろには跡が残りそうにないものですね。
 よくよく考えてみて、グリーチネの家族は果たして本当に一家心中を図ろうとしたのかと思いました。グリーチネは運良く助かったのではなく、助かるべくして助かったのではないかと。ただ、両親がグリーチネのためにアルドーレを捕まえてきたのだとしたら、アルドーレも一緒に逃げた上でふたり(グリーチネとアルドーレ)だけ生き残るようにと図ったのではないか。アルドーレを連れていったら不都合があったのでしょう。ピノが言うように家族の象徴として残したとも考えられますし、一家心中のことがばれてしまうから置いて来たのかも……?それとも、家を取り壊した人やポケモンを追い払ってもらうためでしょうか。考えてみればいろいろ可能性が見えてきて、よく読んで考えないとなぁと思う今日この頃です。
逆行さん
評価:☆☆
 なんか冒頭やたら平仮名多い気がする。夢の中だから平仮名多めにしたのでしょうか……。
 それはさておき、珍しい探偵モノとして興味を引きました。自殺ではなく他殺と判定する下り、壁の一部の変色からカレンダーがあったことを推測したりと、ピノの推理力を存分に楽しむことができました。
 アルドールが帰らぬポケモンとなってしまった部分はもう少し加筆して欲しかったかなと思いました。後は、もう少し事件の内容と主人公の親が一家心中したことが、絡んでくれば良かったかなあと。実は事件の裏には一家の心中が関わっていたとか、そういう展開があってもよさそうな気がしました。
 全体的にもう少し加筆していただいて、お話同士の結びつきを強くして頂けるとより印象に残る探偵小説になったのではないかと思います。
浮線綾さん
評価:☆☆☆
浅夜&とまとさん
評価:☆☆
レイコさん
評価:☆☆☆
48095さん
評価:☆☆☆
まーむるさん
評価:☆
小樽ミオさん
評価:☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆
砂糖水さん
評価:☆☆
えびフライさん
評価:☆☆
トビさん
評価:☆☆
灰戸さん
評価:☆☆☆
さつこさん
評価:☆☆☆
空色代吉さん
評価:☆☆
586さん
評価:☆☆
織田秀吉さん
評価:☆☆☆☆