そこに花は咲いているの感想

フィッターRさん
評価:☆☆☆
綺麗な文章だな……と思って読み進めた先にはまさかのオチ。ウィステリアさんは自然の美しさに魂を持っていかれてしまったのでしょうか。
不思議な光景の正体は、なぜ死んだウィステリアさんが思い出話を語っているのか。謎めいた余韻が印象に残ります。窓の外に咲く藤と、花瓶の中の色あせた花の対比がその余韻をさらに深くしていたと思います。
照風めめさん
評価:☆☆
死亡:〇
属性:藤
舞台:不明
推しポイント:やや特殊なメタ視点
アオリ文:スケッチブックを傍らに、満たされぬまま筆を持つ
この企画でいくらかみられるメタ視点的な始まりでした。が、他のメタ系作品とは一線を画す視点だと思います。
序盤でウィステリア自身が自分の過去の話をする、と言って始まった訳ですが、最終的に死んでいるので、これはウィステリアは死んだことでメタ的視点に移ったという解釈で間違いないでしょうか?
私も(一応)研究者の端くれなのですが、ウィステリアさんのその姿勢には頭が上がりません。ここまで研究に打ち込める動機が気になります。でも作品的にはそこはメインではないので、必要条件ではないですね。
途中、迫真の描写部はかの「バクマン。」の中井さんを思い出しました。信念が如何なる環境をも上回るわけですね。
このスケッチブックのシーンが上手いです。スケッチブックに描くことはあくまで主題ではない。ウィステリアさんが捉え、スケッチブックに描こうとしているものそのものが描写されている。
「描く」という動作を省き、「描きたい」情景や心情を優先したのが効果的に映えたと思います。
ただ、研究者としてどうしても気になるのがなぜスケッチブックに鉛筆で書いたのたのかという点になります。写真ではないのでしょうか。いや、時間的に写真がない時代だったのか? というか論文は書かないのか……。そもそも何の研究だったんでしょうか。生物系わからないので何とも言えないんですが。
最終的に白骨死体になってしまったわけですが、やりたいことをやって死ねるっていうのはある意味うらやましくもあります。
あまもさん
評価:☆☆☆
吹雪の中で一心不乱に鉛筆を走らせるシーンが特に好きです。心が何かに突き動かされ止まらない姿にどきどきしました。
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆
吹雪の中、スケッチブックに一心不乱に書き込む姿は狂気と美しさをはらんでいます。
最後の最後まで、静けさに包まれた雰囲気が魅力的でした。
カイさん
評価:☆☆☆
吹雪が止むのを待つ主人公が、ポケモンの存在が足りないことに気付く場面がなんだか好きです。ポケモンが好きで研究者になったんだから、そりゃあポケモンと一緒にいたいですよね!
吹雪の中、スケッチブックを書き終えられたのは本当に幸運でした。ひやひやしました。
悪天候の中の観察を敢行し、狂い咲きの藤に感嘆した彼が、なお残したかったもの、残せたものは、なんだったのでしょうか。
トビさん
評価:☆☆☆
初っ端の藤の描写が美しい 叙情的といえば大袈裟だけど 小説というよりも詩に近い印象 
エピローグで白骨死体を発見したのは誰だったんだろうか 
気づいた一人称がなぜ孤独に死ななければならなかったのか 彼はなぜその部屋から出ることが出来なかったのだろうか 出ることをしなかったのか 
想像の余地を残したエンディングでした
Pさん
評価:☆☆
メタ視点に語りかけてくる一行目でまず「何者!?」と思わせますね。
吹雪の中で目にしたものの語りを挟み、そして衝撃の白骨死体。
まさか語り手さんは魂になってもある種不死身のように研究を続けているのだろうか、と思わせられました。
老婆心ですが弱まっているとはいえ氷ポケモンも避けるような吹雪の中に飛び込むのはやめましょう、命が心配です。
風間深織さん
評価:☆
テーマが花の「藤」
研究者という立場からの思い出話。自分には思いつかない目線からの描写だと思いました。特に情景描写がすごく美しい。ただ、書き手が研究という立場からか客観的で、私はその世界に入り込むことができませんでした。ごめんなさい。
Ryoさん
評価:☆
ちょいちょい接続詞の怪しいところがあって気になりました。
特に「秋には~」から「所がその時、この地域では」のところ、文章の繋がりが少し変では。
「その」「この」が「秋」にかかっているように見えて毎度混乱します。
また、内容についても「ウィステリアさんは研究者ということなのに、どうしてこういう表現になるんだろう」と思う部分がいくつかありました。
特に個人的に凄く残念なのが、地の文で「ポケモン達」と何度も書かれていることです。
これはどんな小説でも「何の種類だよ」と思ってしまう表現なのですが、
ましてやウィステリアさんは研究者なのですから、どんなポケモンが何匹いて何をしていたかを、
スケッチブックの上だけではなく小説(思い出話の体ではありますが)の上でも詳細に現す必要があると思います。
小説の山場と思われるシーンで何度も出てきたのですごく気になりました。
冬に咲く藤の花は絵としては綺麗だと思います。何故こんな猛吹雪の中で咲いたのかは分からないけど……
秋に桜とか冬に蝶っていうのは実例がある話なんでしょうか。私もニュースとかで見た覚えはありますが、だいたいこういうのは季節を間違えて咲いたとか理由があるものなので
「世の中には不思議なことが色々あるよね」で終わらせずにもっと探究心を見せて欲しかった……
しかし、藤の花に囲まれた山麓の研究小屋というシチュエーションは素敵で、最後まで研究に没頭していたと思われるウィステリアさんはきっと楽しかったろうなとも思われます。
ポケモン世界にいたらこういう生活をしてみたいなぁとちょっと思いました。
葉穂々さん
評価:☆☆
し、死んでる……
冬とホラーものは相性が良いですね。
博士の伝えたい主題が今ひとつ伝わらず、うん?となってしまいましたが、冬に咲く藤を想像すると「美しいなぁ」と感じてしまいました。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆
【褒めポイント】
・最後の展開
  二人称小説みたいに語り掛けるようなところから始まり、思い出話を淡々と語ったうえで、最後の4行で決めてくる構成が良いと思いました。
・情景描写の巧みなところが節々に出てくるところ
【指摘ポイント】
・ポケモンと自然の関係性とは
  藤の花が冬に咲いたこと、「秋に桜が咲いたり、真冬にモンシロチョウが飛んだりもした」ということが、どういう風にポケモンと絡んでくるのかの考証があれば研究内容との繋がりも出るのに、と思いました。
【総評】
 ポケモンとの関係性がもっと欲しかったですが、美しい思い出話です、☆3つとしました。
紫雲さん
評価:☆☆
 藤の花についてよく考察され描写されている印象でした。
 人も花もポケモンもひとりでは生きてはいけないというメッセージに対して、死を描写したのは、孤独の儚さを強烈に印象付けたかったでしょうか。自分を恥じて寄り添うことの大切さを見直した書き手の死は、あまりにも救いが無いように感じられました。
 さて、ポケモンの二次創作としては如何なものか疑問が残りました。個人的な考えですが、春夏秋冬に現れるポケモンたちについて、チョウやセミなどの虫、リスやキツネなどの小動物に置き換えても文章が成立すると、それはポケモンの二次創作としてのユニークさを失ってしまうと思うのです。
 ポケモンと自然の関連性について研究されているので、もう少しポケモンらしい生態を語って欲しかったです。
円山翔さん
評価:☆☆☆
 冒頭部分の説明で、ウィステリアさんにうちの天道廻と似た部分を見た気がして嬉しくなりました。ポケモンの世界に咲く藤。きっとこの世界に咲く藤に負けず劣らず美しいのだろうなぁ……最後に出てきた白骨死体は、美しい夢を見ていたのでしょうか……なんて。奇跡のような藤は、どうして早くに花を咲かせたのか。最後の白骨遺体は誰のものなのか。もしもウィステリアさんのものだとしたら――ここで物語を語っているウィステリアさんは――
 こんな感じで気になる点はいくつかありますが、美しい自然の描写を思い浮かべ、実際に見てみたいなと思いました。
北埜とらさん
評価:☆☆
 ウィステリア、植物の藤ですかね。直球ですね! その潔さ、嫌いじゃないです。

 個人的な考えなんですが、こういうメタ的な導入をする作品っていうのは、もうちょっと作品数が増えてからの方がいいんじゃないかなって思います。これ二作目ですからね。個人的な考えなんですけどね。
 大自然の中で生き生きと息づくポケモンを描き研究する、彼の見てきたポケモンたちの姿、彼の残した研究などを、もっと見てみたいなあという気持ちになりました。ほっこりほっこり。藤の描写、雪の描写などえがかれる大自然がとても美しくて、それをスケッチブックに描こうとする語り手たる彼の情熱と愛情も、またびしびしと伝わってくるようです。猛吹雪の中で時間を忘れて没頭するウィステリアさん、かわいい、好き。
 ところで私はハピエン厨です、死してハッピーエンドという作品もいくつか見てきました、これはその系譜と考えます。きっと彼は大好きなポケモンを研究し続け、大好きな藤の花の匂いに包まれながらひっそりとその生涯を終えたのでしょうね。幸せな人生だったに違いない。
 だが、敢えて言わせてください。この導入で、思い出話という体裁をとり、何を狙って白骨死体で落としたんだ……? 何……??? よ、余韻……????? 私ホワイティに詳しくないんですがこういうのをホワイティって言うんですか……????????? 意図が汲み取れませんでした……すみません……

■投票時追記
 最後の花瓶の描写が大好きです。作中で入れる様が描写された花弁じゃないんじゃないかな~と思います。このあともウィステリアさんは研究人生を全うされたから亡くなったんだと思いたいので。きっと藤が咲く度に、毎年花瓶の中に花びらを落としていたんでしょう。
 それとも志半ばで亡くなったことを暗に示していたのだろうか……
逆行さん
評価:☆
 うーん、正直なことを申し上げると「奇を衒っているな……」という印象を受けました。地の文でポケストフェスの読者に語りかけるという、特殊なことをやっている訳ですが、それがお話に活かされているとはあまり思えなかったです。メタ的な要素は上手く機能すればとても印象深いものになると思いますが、うまくやらないと浮いた存在となってしまいます。
 文章自体は良く書けていると思います。特におかしい点は見当たりませんでした。堅実な文章だと感じます。スケッチに熱中する主人公の描写は特に良かったです。何が何でもスケッチしたいという主人公の熱意が伝わってきました。
『藤』というお題の生かし方もとても上手いです。オチのインパクトもありました。
 何が言いたいかというと、そこまで奇抜なことをやらなくても十分面白くなる要素はあると思います。
森羅さん
評価:☆☆
浮線綾さん
評価:☆☆☆
浅夜&とまとさん
評価:☆☆
レイコさん
評価:☆☆☆
はやめさん
評価:☆☆☆
48095さん
評価:☆☆☆
まーむるさん
評価:☆
小樽ミオさん
評価:☆☆
あきはばら博士さん
評価:☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆
砂糖水さん
評価:☆☆
あすぺふさん
評価:☆
えびフライさん
評価:☆☆
じゅぺっとさん
評価:☆☆
灰戸さん
評価:☆☆
さつこさん
評価:☆☆☆
空色代吉さん
評価:☆☆
586さん
評価:☆☆☆