今日、ポケモンを轢いたの感想

Ryoさん
評価:☆☆
衝撃的なタイトル、そして衝撃的なシーンから始まるお話なわけですが、
シキジカを轢き殺してしまったことで、自分とクマシュン、人とポケモンの関係について思い悩んだ末に旅に出る、みたいな書き出しはワクワクしました。
けど、旅に出て色んな人や色んな事件に遭遇する度に、話がシキジカから遠くなっていってしまうような印象がありました。
舞台がイッシュだからプラズマ団が出るのはアリとしても、さすがにNやアデク、シロナといったビッグネームを出し、
原作ゲームのクライマックスシーンまで作中で描いてしまうと、主題がそっちに持って行かれてしまいます。
そして原作のキャラや組織、イベントを大きく出してしまったことで、お話の結末がどうしても原作の流れに沿ったものになるだろうな、と予想がついてしまう。
原作をもう一回プレイしたのと同じような感じになってしまう。
多分だけど、このお話は、そこまで登場人物を出さず、スケールを大きくしないで、
ひたすらに「シキジカを殺した」ということと向き合う方向でいった方がテーマがぶれなかったと思う。
冒頭のシーンだけで充分に引きつける力があるので、その印象を薄めてしまうほどの大きなイベントは入れない方がいい。
死んだシキジカの命をどう考えるか、主人公の心情をより細かく書いていく方向でアプローチしたものが読んでみたいです。
(クマシュンはいてもいいとは思うけど、シキジカの話をしたいのかクマシュンの話をしたいのか分からなくなる時がありました)
Pさん
評価:☆☆☆☆
自然豊かなポケモン世界、車でないなら乗ったポケモンなどとの接触事故は絶えなさそうですが、そこからの発展のさせ方が実に巧みと思います。
似たような接触事故がしょっちゅう起こる地域に住んでいるので、ちゃんと罪悪感を抱いたり考えたりする主人公は割と珍しいししっかりした人だなあと思いながら読んでいました。
こうした主題をとってきちんと悩み、その末に着地点を見つけるという構成を行うこと、またそれに説得力を持たせることそれそのものがとても難度の高いことだと考えているため、それをきちんとできているという点でとても驚かされまた感服しております。
照風めめさん
評価:スキップ
死亡:〇
頻度:ラジオ3 上昇気流1 反比例1
舞台:イッシュ
推しポイント:まずはお互いを知ろうとすること。理解の本質へのアプローチ
アオリ文:心に打ち込まれた楔。業(ごう)は消えずとも業(わざ)は続く
四~五年ぶりに書ききれた短編です。正直めちゃくちゃ難産でした。こっから自作語り入るので、いいやって方は流してください。
ぶっちゃけ掲げたテーマがめちゃくちゃ難しかったです(ウケも取りにくいテーマだし)。普段ポケモン書かないくせにこんなの書いてしまったせいで脳が蒸発すると思いました。その割には頑張って落とした方かな。題材が題材のせいで、特別めちゃくちゃ面白いって作品にならないのが反省です。これはエンタメ向きではないし、オチのインパクトが弱い。
人間とポケモンの関係性を謳う割には、私自身が動物とちゃんと暮らした経験がないので、動物の生き死にに対してどう表現していいのか悩みました。親族の死に関しても、割と「死んじゃったかぁ」で済ませてしまう人なので、なおのことどうなんだ? と悩み続けました。動物が大好きという知人にアドバイスを頂いたのですが、ここでお礼申し上げたいと思います。
初期案から何故かは忘れましたがシキジカを轢こうと思っていて、ついでにBW2をプレイしてロケハン中にマリンチューブを登場させたいと思いましたが、ポケモンと人が向かい合うというのであればプラズマ団は外せないと思い、お陰様でマリンチューブは工事中になってしまいました。ぶっちゃけ抜いてよかったかなと思ってたんですが、想像以上にウケよくて安心しました。
キャラクターのセリフについても、ネームドキャラは極力イメージを崩さないように努めました。
アデクやN、ゲーチスのセリフはまんまゲームのそのままです。シロナのセリフも一部についてはゲームからそのまんま引用しました。とにかくロケハンと資料引用が大変でした。
特にきつかったのは、Nは結構ポケモンと人間の関係って、という話を切り出していた割に、肝心のプラズマ団は大して演説以外ではまともなこと言ってないんですよね。
プラズマ団の一件を一般人目線で考える、という話にするために、Nが出せないのでそこも苦労しました。
あと、12番道路のくだりがめちゃくちゃしんどかったです。一番書いててしんどかった。ここで主人公が成長してはいけないので、本当にきつかった。というか今回は主人公がスカッとした性格じゃないので、書きにくさが半端なかったです
カゴメタウン以降、転結にあたる部分はささっと書けましたが、オチの持って行き方にはめちゃくちゃ難儀しました。
でも書きあがったら爽快な気分でした。短編書くって難しいや。
あと最後のことわざはスワヒリ語のものなんですが、いいのないかなあと調べている時偶然見つけたのでぶち込みました。当初はシロナだしシンオウ神話をねじ込むつもりでしたが、説得力はこっちが勝るという判断。
マスクネームも作中で出そうかどうか悩んだ言葉でしたが、ボツにした言葉です。
結局のところ人やポケモンなどの交流ってのはエゴとエゴの殴り合いなんですよね。でも、それは相手の考えに至る道のりを分かっていないだけで。
他者を理解するためには他者の発言でなく、他者そのものを知ろうよ。というところが根底にあったと思ってこんな作品になったんじゃないかなって。……もはや自分でもわかりません!!!
Twitterでなぜかバズったのが嬉しかったです。
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆☆
思うところがあるからという理由で休職させてくれるなんてめっちゃいい会社ですね。そういう自由さがイッシュっぽいといえばイッシュっぽいのかも。
自身でも経験があるのですが、動物を轢いてしまったときのショックって結構でかいです。誰も悪くないのですが、一つの命を図らずも奪ってしまった衝撃ってやっぱり大きかったです。それについて後々になっても考え続ける主人公は自分の気持ちに対して滅茶苦茶まじめな人なんだなと思いました。しかも精神的にタフ。こんなタイミングでプラズマ団の主張を聞かされなんかしたら心が耐えられる気がしないです笑
「あなたがクマシュンだったら、あなたになんて言ってもらいたい?」というシロナの台詞が好きです。やっぱり悩んだってお互いに必要としてるってのが分かるこのシーンが愛おしいです。ありがとうございました!!
カイさん
評価:☆☆☆
ブラックホワイトで主人公が繰り広げた物語の影にこんな人とポケモンの姿があったら……いわゆるモブに焦点を当てた良作でした。
「ポケモンを轢いた」という生々しいショッキングな掴みから、人間とポケモンとの関係を深く考える内容になっていたのが印象的です。主人公とクマシュンを中心に、ポケモンレンジャーやトレーナー、プラズマ団員、シロナなど、様々な形で関わる人とポケモンの姿を見ているうちに、いつの間にか私も自身を顧みていたように思います。
けれども、分からないです……本当に分からないですよね。人間の幸福とは、ポケモンの幸福とは、両者が共に生きる世界の幸福とは。
BWをプレイした時に突きつけられた疑問を、違う視点から、また改めて考えさせてくれました。
あまもさん
評価:☆☆☆☆☆
タイトルもさながら、事故直後の主人公の心の動きが生々しくて、人間味があって引き付けられました。そこからプラズマ団の思想と絡める展開も自然で考えさせられました!
トビさん
評価:☆☆☆
ゲーム内の設定を上手く利用して物語を作り上げているなあと思います 衝撃的なタイトル 難しいテーマでしたが よく終着点までもっていったなあと思います
プラズマ団がいうポケモンの解放 その過程が一般イッシュ人の目線で描かれていて 大変興味深い作品だなと思いました 
空色代吉さん
評価:☆☆☆☆
イッシュの地形と物語がうまく合わさっていると思いました。主人公がいろんなものを目の当たりにしていって、それでも最終的にどんな道でも歩んでいこうという姿勢を見せたのがいいなと思います。
風間深織さん
評価:☆☆☆☆☆
なんて深いテーマ。人間とポケモンの関係、相棒なのか、友達なのか、ペットなのか……しもべとして扱っている人もいるでしょう。なんとなくゲームをプレイしてなんとなく画面越しの世界を救った身としては、心に突き刺さるお話でした。絶妙な世界観に、引き込まれて飲み込まれて、もし私が同じ立場だったらどうするでしょうか……きっと立ち直れないでしょうね。色々と考えさせられるお話でした。このお話を書いた方は、きっと周りの人を、命を、大切にできる人なのだろうと思いました。
あすぺふさん
評価:☆☆☆☆☆
この作品大好きです! ポケモンの映画を見ているかのようというかなんというか、ロジカルで素晴らしいと思いました。
まーむるさん
評価:☆☆☆☆
こういう話って一歩間違えると説得力失ったり、臭くなったりするけれど、自分の読んだ限りじゃそんな感じ全く無かったから、凄いなー、と。クマシュンの存在感がちょっと薄かった。
砂糖水さん
評価:☆☆☆☆
あー考えさせられるなーーー。あの世界に生きてて、プラズマ団の件があったら絶対こういうこと考えちゃうよなあ、という。
一緒にいたいと思うのはエゴなのか?とか。
絆とかだいぶふわふわしてるし、ポケモンとは話せないし。
>この海底トンネルは深く、ほんのり薄暗いが遠くに出口は見えている。自分が歩いている道のりも、光明は射せど出口は見えない。
>ただ、今ならそんな道も恐れずに歩み出せる。そんな気がした。
この終わり方がね、いいと思うんですよね。心に沁みますね。
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆
【褒めポイント】
・重いテーマを使ってしっかり書き切っている
  ポケモンと人間の関係という、答えの難しい質問に一つの結論を、起承転結整ったストーリーでしっかり示せている。
・作中の一つ一つのエピソードが後でしっかり生きてきている
  シキジカのこともゴロンダのことも彼の中で無駄になっていない。
・タイトルに人を引き付けるパワーを感じる
【指摘ポイント】
・やっぱりそういう結論になるか、という
  一般人の彼に一般を超越した結論を求めるのは多少なりとも酷でしょうけれど、BWのシナリオをなぞっているがゆえに、想像の範疇を出ないと言いますか。
・海底トンネルの描写
  ポケモンだけでも人間だけでも為し得ない、とは言うけれど、建築技術がしっかりしていれば果たしでどうかなと思ってしまった部分。海中もダイビングってわざがあるのを考えてしまうと、どうしても。
【総評】
 少し物足りない感じですが全体的に綺麗にまとまっている印象で、☆3つとさせていただきます。
はやめさん
評価:☆☆☆☆☆
 私事で恐縮ですが、プラズマ団を題材とした小説を書いた経験がありまして、どことなく生まれたシンパシーと共に拝読致しました。
 タイトルからは想像しにくい展開に引き込まれて、主張と主張がぶつかり合うこの作品をどう解釈したものかと、こうして感想を書きながらも迷いつつ、ポケモン公式が提示してくる問題というのは大変難しいなと感じております。
 そのため最初に断っておきますが、異常に熱を帯びた感想なのでお気を付け下さい。めっちゃ引かれそうでびくびくしております(

>自分の命が大切になればなるほど、反比例的に他者の命が軽くなる。シキジカを轢いた時、自分の保身のことしか考えられていなかった。立場が変わり、いざ自分が危険な目に合ってもクマシュンのことではなく自分の事ばかり。あまりにも愚かで、途方の無い無力さを感じた。
 うーん、「自分が愚かである」ことを考えられるだけ、この人は愚かではないと思うんですよね。
 本当に愚かな人(という表現が適切かどうか分かりかねますが)なら、そんなことにすら気を配らないはず。
 ポケモンレンジャーは組織ぐるみで信念をもって、そのため命を投げ打つ覚悟で戦ってる人達ですから、彼の考え方はごくごくふつうのポケモンと生活している「一般人」が突き当たる壁なんじゃないかな。その点からも主人公が一般人代表であることが窺えますね。


>「自分一人一人がどうするべきか、それを自分の力で考えてこそ、世界は変わっていく>と思うの」
>「それに、彼らが投げかけた問題はこのイッシュの人たちの心に大きな楔を打ち込んだ。>それに結論を出すのは、この地方の人々がすることだと思うから。」
 シロナの一連の台詞……、実はちょっと引っかかった点がありまして。
 どこに引っかかる余地が、って感じではあるんですけれども、これも無粋な突っ込みだと承知の上で書かせていただきますね。
 (プラズマ団という組織自体が、まず思想の根幹で統一を図れていないので、言動に恐ろしいほど矛盾があるとは思っているのですが、今回はそこを突っ込むと作品に対する感想ではなくなってしまうので割愛します)
 彼女は一応チャンピオンという立場上、随分己の正義を疑わない御方だなという印象があります。これはゲームでもずっと同じ印象でした。作者様がシロナというキャラクターをそのまま描かれているので、これは再現度が物凄く高い証だと思います。
 イッシュのことはイッシュで解決しよう、って介入しない姿勢は良いと思います(政治的に考えると無理にでも介入させられそう)。
 ただ、その後疑問・葛藤の氷解が少し早い印象を受けました。葛藤にかけた時間に比べて、結論に辿り着くのが早いと言いますか。
 主人公自身がもっと積極的にクマシュンとコミュニケーションをとって、ポケモンのおやとしてクマシュンの声を聴き込んだ上で、決めて欲しかったなと思いました。作者様の中では恐らくこれで最善の結論が導かれ、その後マリンチューブのくだりでポケモンと人間は共存している、という風に証明されたのだと思います。ですが、人間同士の会話でお話が進行してしまい、ポケモンの意思が入り込めていない感じがしました。
 シロナの問いによって「これで良いんだな」という方向に引っ張られてしまった印象を受けるのです。チャンピオンの力は絶大ですから、やはり言葉による説得力も大きく、一個人の思想に干渉し得る発言力を持っていると思います。
 ですので、シロナの介在によって導き出された結論だけれど、クマシュンはどう思っているのかな? という部分で引っかかってしまいました。クマシュンが例え主人に対して何か想いを伝えられる素振りを見せたとしても、それは作者様の思想の一部であるかもしれませんが、第一に登場するポケモンの気持ちに極力寄り添って描いているはずなので、少し見てみたかったなという気持ちがありました。
 こういった余計なことを感じてしまったがために、チャンピオンという立場はある意味思想が完成されてしまっているが故の「厄介さ」を拭い去ることが出来ませんでした。ifを述べるのは無粋ですが、シロナと出会わなければ、彼はまた違う道・結論に至ったかもしれない。ただ、出会ったことを否定する気は全くなく、そういう可能性も考えられたのかなというだけの想像です。

 プラズマ団の反乱がイッシュに楔を打ち込み、人々とポケモンに考えるための契機を与えたと考えると、プラズマ団はそのために存在していたのかも……と思ってしまいますね。  
 作品の着地点としては「人間とポケモンは共存して行ける」という方に向かわれていますが、私も人とポケモンというこれだけ根付いた当然の構図を覆すことは、どれだけの革命をもってしても不可能ではないかと考えております。
 ポケモン世界で共存は不可能だ! という結論を導くのも難しいですよね。
 最後にマリンチューブの例を出されているじゃないですか。まさしく人とポケモンの共存が具現化したもので、人とポケモンを分割してしまったらそもそも文明自体が立ち行かなくなるのでは? と思います。プラズマ団がそうしたところまで考えてるかっていうと……微妙ですよね……。

 ただ一方で、マリンチューブが共存証明としては形だけかなと疑ってしまう部分もあることは、自分の中で事実です。
 この作品を読了した時に満足感を筆頭として、様々な感情がせめぎ合ったのですが、どこかで「まだ書ける余地があったような気もする」と感じもしました。多分そのわだかまりがマリンチューブのくだりにあったのかな、と分析中です。
 キャプチャや仕事等でポケモンの力を「借りる」と言っても、結局ポケモンを労働力として使役していることには変わりなく、人間がどれだけ美化しても、結局流暢かつ明瞭な言語を高らかに発することの出来る人類が主体となって、ポケモンとの在り方を正当化しているように見えてしまうことは否めません。共存共栄を謳うことって簡単なように見えて、物凄く難しいことなんじゃないか、と感じます。
 ゲームにしても二次創作にしても、主張は同じ所に行き着くと思うのです。ですから、むしろプラズマ団が本当に勝利した世界を一度観てみたくもあり。ただやり方がエゴ過ぎるので、プラズマ団が完全勝利を迎える結末など無さそうですけどね。

 と、色々書きましたが、これだけ考える余地を与えてくださった作品なので間違いなく好みです。プラズマ団を描く作者様と直に意見交換したい想いがありましたので、よろしければ受け取ってやってください。
 今大会、個人的イチ推し作品でした。本当に面白い作品をありがとうございます。
円山翔さん
評価:☆☆☆☆
 生きとし生ける者は皆、死と隣り合わせになる。序盤はそう思いました。それから、「慣れ」は本質を希薄化する。という言葉、まさに本当だと思います。随分と前からそう思いつつ、しかしどうしても当たり前という考えを捨てきれずにいました。人とポケモンの関係。BWで深く深く考えさせられた問いをもう一度、違った切り口で見つめることができたと思います。と、なんだか繋がりが見当たらないちぐはぐな文章になってしまってますが、文中の言葉を使って言い訳をさせていただきます。

 怒涛のように内側から迫る情感も、喉で絞られれば、手垢のついた言葉に成り下がる。

とは、まさにその通り。今回は喉ではなく、私の手でいじった文字なので仕方がないかもしれませんけれども……
一つ一つの区切りが比較的短く、読みやすかったです。
逆行さん
評価:☆☆☆
 冒頭部分の、シキジカを轢いてしまったとき、ゴロンダに襲われそうになったときの心理描写が細かくて良かったです。シキジカを轢いてしまって罪悪感を抱くだけに留まらず、それでもなお己の身の安全ばかり考えている自分に対して更に罪悪感を抱く、という複雑な感情構成を巧く描けておりました。
 タイトルのインパクトもあって、読者を小説の世界観に引きずり込むための掴みは完璧であったと思います。twitterで拡散されていたのも納得です。どんなに面白い小説であっても読まれなければスタート地点に立てないので、そういう意味でとても評価できる作品だと言えます。
 ただ、もう少し新しさが欲しかった印象があります。主人公の葛藤はとても良く描けているのですが、読み進めていくとどうも、ゲームで語られている範囲から抜け出していない印象を受けました。プラズマ団員が解放する理由を語っている部分があリましたか、どうしても「どこかで聞いたことがある」という印象が拭えなかったです。与えられた範囲のみで語っているだけでは、二次創作としての満足度は一定水準以上には行かないと思います。
 もう少し、ポケモンだけではなく別ジャンルからの引用が欲しかった所です。例えば、会社は社員を一定時間拘束しているが、それと比較してポケモンと人間の関係性はどうか、とか。他にも、中世の奴隷制度とは何が違うんだ、とか。色々引用してポケモンの世界と比較して見ると良かったかもしれません。
 
紫雲さん
評価:☆☆☆☆
 事故によって価値観が揺らいだ主人公が、旅の中で様々な体験を経て変化していく様子が丁寧に描写され、人とポケモンの在り方にひとつの答えを示されたことで、短い旅でありながら壮大な冒険譚のように感じられました。命の尊さやポケモンとの関係に思い悩ます主人公にも好感が持てました。
北埜とらさん
評価:☆☆☆
 まずね、タイトルがいいです。バシッとしてます、キャッチーです。ツイッターで拡散されてた(?)のも頷けます。良いタイトルだ。
 ポケモンを使って二次創作している我々だけでなく、ポケモンをプレイしている多くの人たちに対して、問いかけるような作品でした。BWをプレイしたときに何を感じたかもう覚えてないんですが、「うーん」って思っていたのかなあ。あるいは、ゲームをしていたときは主人公の身として「そんなのダメだ!」とイキッていたはずだから、一人の傍観者として物語に触れた今の方が、「うーん」って思わされているのかも。
 シキジカを撥ねてしまったことをきっかけに、ペットのクマシュンとのあり方に疑問を持ち、旅に出る。ポケモンと共に生きるべきか、手放すべきか、沢山の出会いを通じて、共生への道を模索していく。ポケ二次創作屋が永遠に考え続けなければならない問題をよくぞ取り扱われたと思います。
 大変ひとりよがりな考えを申し上げます。おそらく『知っている展開だった』からだろうと思う、若干間延びして感じました。何故知っている展開だったのかというと、プラズマ団が活動中であるという時点で、『原作ゲームの展開をなぞるのだろうな』と予想してしまったからです。こう予想せずハラハラしながら読み進めた読者さんも勿論おられると思います、私は『最終的には共生の道に帰着するはず』と思いながら読み進めました。そして、『原作の世界線の人々が共生の道を選ぶのは当たり前のことだ』と私が考えているから、物語が実物よりも蛇行して感じて、山場を山場と受け取れなかったんだろうと思います。端的に言うと、『BWを一般人視点で見ればこうなる』というお話であって、それ以上でもそれ以下でもないと感じたというか。このお話の良さが分からないのは、間違いなく捻くれすぎてる私の責任です、本当に面目ない。
 主人公の心情は、全体としてとても丁寧に描写されていたと思います。ただ、出来事や思考の『動き』がややオーバーに感じられたり、思想を説明口調で次々と浴びせられたりするような部分が多く、『雰囲気』を読ませてもらうのが好きな私個人としては、主人公の気持ちに寄り添う事ができませんでした。ですが、理解は出来た。とてもメッセージ性の強い作品でありました。
 あまり作品の肝に触れられない感想で申し訳ないです。最後にマリンチューブで、人とポケモンの共生の形について示されたのが素敵でした(と思ったんですが結局人間の為に働かされてるんですよね、シロナさんの人柄にうっかり騙されかけた、ううん?)。プラズマ団の善悪はともかく、彼らの残した爪痕は本当に大きかったんだろうなあと思います。その爪痕はイッシュだけでなく、ゲームの世界の中だけでなく、我々の心の中にも。その爪痕の事を思い出させてくれる一作でした。

■投票時追記
 ……いや、違うかもしれない。間延びして感じた理由を何度も読み返して考えていたんですが、上に書いたのもありますが、それだけじゃないかもしれないです。
 コレ好みの問題ですわ。心理描写、大変丁寧に事細かに描かれていたのですが、詰め込まれすぎて、全然ついていけない、って感じなんだと思います。どうしようもなく失礼な言い方になってしまいますが、ちょっと『くどい』と感じました。動作や情景の描写に対して、あまりにも心理描写の比率が高すぎる。例えば主人公さんというキャラクタのことをもっと知っていたとしたら、バックグラウンドからもう少し想像することができて、心情に寄り添う事ができたかもしれません。ですが主人公は見ず知らずのはじめましての相手で、それも自分とは違う考え方の持ち主なので、その人がこう思っていますこう考えていますというのをここまで隙なく説明されると、『想像で補完するための余地』がなさすぎるというか……理解するのに必死になってしまったというか……そういう感じですかね。主人公の心中を延々と眺めていた感じで、『物語』として楽しむことが出来なかった。この作品についていけなかったもう一つの原因がこれかな~と思いました。多分、主人公に感情移入できるかどうかが、分かれ目だったのかなあと。
フィッターRさん
評価:☆☆☆☆☆
BW終盤の展開を、事件に関わることのなかった第三者の視点から描いているというのが面白いですね。
事故でポケモンの命を奪ってしまったことをきっかけに、プラズマ団の思想、その思想をもとに解放されたポケモンを絡めて、ポケモンと共にいていいのかと悩む主人公が、旅をする中で自分の考えと自分のポケモンに向き合い、答えを出すまでの過程をとても丁寧に描いているのが好印象です。ピンチにさっそうと現れて、主人公を導いてくれるシロナさんもすごくいい役回りをしていたと思います。
BW2へつながる建設途中のマリンチューブが登場し、出口は見えずとも歩き出す勇気を主人公が得るラストシーンも、彼らのこれからの物語を連想させてくれていい絞め方ですね。
森羅さん
評価:☆☆☆☆
BWネタですね! プラズマ団って本当にポケモンに対する解釈に対して一石投じた存在なんですよね……。ポケモンと暮らすこと、ポケモンを逃がす選択肢、何が正しいか。それに対する答えは勿論千差万別で、結局主人公はBWの主人公と同じ答えを出すわけですが、それを「業」とは! いや、その通りだと思います。どの答えでも傲慢でしかない。その結果の業は自らがいつか支払う。考えさせられました。
あきはばら博士さん
評価:☆☆☆
BWの話ではなく、BW2の2年前の話、という印象。結論を出さず、未来の展開に結論を委ねてい感じでした。
葉穂々さん
評価:☆☆☆
BWで扱われているテーマに切り込んだ作品ですね。
人とポケモンの関係は、他者から強制されるべきものではなく、彼ら同士が納得して決めていくもの。この主張には、納得できました。
印象に残る台詞が多く、冒頭の「シキジカでなくてギガイアスでしたら、あなたの方が死んでいましたよ」にはぞっとしてしまいました。確かに、ポケモン世界の死亡事故にありそうです。
浮線綾さん
評価:☆☆
浅夜&とまとさん
評価:☆☆☆
ステイルさん
評価:☆☆☆☆
レイコさん
評価:☆☆☆
rairaiboさん
評価:☆☆☆
48095さん
評価:☆☆☆☆☆
小樽ミオさん
評価:☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆☆☆
えびフライさん
評価:☆☆☆
じゅぺっとさん
評価:☆☆
久方小風夜さん
評価:☆☆☆
灰戸さん
評価:☆☆☆☆
さつこさん
評価:☆☆☆☆☆
586さん
評価:☆☆☆☆☆
織田秀吉さん
評価:☆☆☆☆
穂風湊さん
評価:☆☆☆