みちづれの感想

はやめさん
評価:☆☆
>「――貴女の勝ちです、ユカリさん」
>「ハクを生ける道へ道連れにした……貴女の、勝ちです」
>飛び出してきた最愛の人を、全力で抱き締めた。
 おお、ハッピーエンドで終わるのか。良かった、良かった……
 というのが読了後の印象でした。
 いかんせんタイトルが不穏でしたので、悪く取られがちな意味を逆手に取った「みちづれ」は美味しいです。良い意味で騙されかけました。
あきはばら博士さん
評価:☆☆☆☆☆
行間の空け方とセリフの掛け合いが素敵
あまもさん
評価:☆☆☆
緩やかな調子で続くお話だからこそ、「本当にあんたがハクなら…」と声を荒げるユカリさんのシーンは熱くて鮮明でした。
葉穂々さん
評価:☆☆☆
紫の藤と白い百合。
ユカリを死に誘うゲンガーのメガ進化シーンは、想像すると大変美しい。
しかし、あのユカリが一度も病院へ見舞っていなかったという点がどうも引っかかってしまいます。
描写されている電話の内容だけではユキの死は連想できませんし、ユカリならば、連絡を受けた時点で病院を聞き出し、飛んでいきそうなものですが……?
Ryoさん
評価:☆☆☆☆
突如現れたゲンガーのハクと、ユカリとクロの奇妙な所帯、楽しく読めました。
ユカリが過去を匂わせ始め、ハクが何者なのか徐々に読者に感づかれる中盤から、
ついにハクの正体と目的が明かされ、それと共にユカリの本当の気持ちが顕になる場面の空気の変わり方がとても良かった。
オチが少しふわっとしていましたが、作品の透明な空気感にはあっていたと思います。ほんとにギリギリまで読者を引きつけてましたね。
ただ、さすがに一万字でこの形式はちょっときついです(それでもまとめてくる辺り、凄いなとは思いますが)
一章一章の密度が薄くなってしまうというか、下書きだけの絵を見ているような気持ちになることがあって……
ただ、この作品では「ハク」「クロ」という名前の印象と、過去に生きるユカリの生死を投げ出したようなところ、
不治の病に侵され生死の境をさまよう人間のハク、といったキャラクター達の醸し出す空気が、
その密度の薄さをうまいこと透明感に変えてる、という印象を持ちました。
乃響じゅん。さん
評価:☆☆☆
猫は霊に強い。さすがです。
よくよく読んでみると、ハクは最初から命を本気で奪いに来ているのに、クロにペースをかなり乱されているのですね。ユカリは最初からどちらでもいいというスタンスで。ハクとの過去を何処かで引きずっているようで、それが彼女の投げやりな態度の原因だったのですね。
ハクが無事でよかったな、と思いました。思いが通じたのかもしれません。
Pさん
評価:☆☆☆☆
死出の道への道連れに来たハクを見破り、トレーナーであるハクを生きる道への道連れにするというタイトルの使い方に唸りました。
「7.影踏み」から生の道への「8.道連れ」の用法が特に面白いと思います。連れて行くためには逃がしてはいけない。
完全なる余談ながら、最後の一行を読みながら「必ず最後に愛は勝つ」の辺りの歌が流れ始めました。
照風めめさん
評価:☆☆☆
死亡:×
属性:不治、(不二、藤)
舞台:不明
推しポイント:愉快で不思議な日常感
アオリ文:ゲンガーがいるちょっとした日常。あるいは、その変革
作中の小タイトルで作者が分かりました。が、そんなこと関係なく感想書いていきます。
不二を使ってくれる人がいて嬉しかったです。ちょっと他の作品と一線画しますよね。
キャラクターの名前が対比になってるのがいいですね。ハクとクロ。
そしてハクが居候してからの妙な日常感といいますか。味があると思います。
話の流れ的に道連れエンドになると思ったんですが、ここは期待を裏切られましたね! こっちの方が個人的にはしてやられたって感じですがすがしいです。
安易にキャラを殺さない、キャラクターの生き死にの意味を把握しきれているからこその技だと思います。
でもなんでゲンガーがメガシンカしたのか。これは考察のし甲斐がりますね。これはハクとゲンガーが心を通わせていたのか、あるいはユカリさんとなのか。どうなんでしょう、どっちを想定して書いたんだろう……。
また、ゲンガーとユカリさんの認識についても序盤の伏線然りうまいですね。よくよく考えたらポケモン世界では種族が同じであれば見た目が大して変わらないポケモン達に対し、どうやってこれは誰のポケモンだとか認識してるかも気になりだす……。
オチで今まで植物状態で起き上がれなかった人を全力で抱きしめてますが、骨とか大丈夫かと心配になりました。
気持ちは分かるけど前のめり過ぎる(笑)
フィッターRさん
評価:☆☆☆☆
文章の最初から最後まで、儚さのような寂しさのような雰囲気が漂っていたのが印象的でした。それだけだと見ていて眠たくなってしまいそうですが、ハクとクロが見せるコミカルなやり取りがスパイスになっていて、うまくお話の世界に引き込んでくれていますね。
それまでずっとコミカルな感じだったハクの様子が、メガシンカに伴って一転する演出は息を呑みました。命を狙っている相手としか絆を結ばない、というメガゲンガーの図鑑説明の活かし方が素敵です。
森羅さん
評価:☆☆☆☆
ハク(ゲンガーの方)が真面目系のキャラなのにクロにうまくあしらわれていたりして、とてもキュートでした(本筋とは違うことを言っていくスタイル)。物語の構成がとにかく巧いです。ゲンガーのハクが来て、ハクと過ごして、そのうちに読者に紐解かれていく事実があって、ハクから明かされる事実があって、そして結末という流れがとてもスムーズで綺麗に纏まってらっしゃる。これ本当に一万字以内ン何ですか、ってくらいの濃度があるのに、さらりと読めてしまいました。
結末も約束が果たされて(継続されますが)、文句なしのハッピーエンドでした!
風間深織さん
評価:☆☆☆☆
テーマが「不治/藤」
すっと世界に入り込める書き口で、ひと言で、すごく面白かったです。ゲンガーが日常に馴染みすぎて、途中から脳内で妖怪ウォッチの妖怪執事に入れ替わったくらいでした。そしてこれはいわゆる百合作品なのでしょうか。今までそういうものを避けてきたので、今回初めて読んだと思います。思っていたより大丈夫でした。自分と同性だからでしょうか。なんにせよ、ハクさん生きてて良かったです。
カイさん
評価:☆☆☆☆
タイトルおよびサブタイトルがポケモンの技名になっているのが大好きです。たくさんあるポケモンの技の中から、本文にも織り込める最も適したものを選ぶセンス、とても尊敬します。
7~8月に藤が満開なので、北の地方のお話だったのかと思います。あるいは遅咲き品種?不勉強で申し訳ないのですが、いずれにせよ夏に見る藤もいいなあと思いました。
ユカリとゲンガーと時々ペルシアンの、ほんわかと滑稽で、仲良さそうでありながら命のやり取りの緊張感もはらんでいる絶妙な距離感が素敵でした。ラストに向けての盛り上がり、そしてオチも清々しく良かったです。末永くお幸せに!
砂糖水さん
評価:☆☆☆☆☆
エンダアアアアアアアアアア!百合!いいぞ!!!!!!!!
あすぺふさん
評価:☆☆☆☆
そういうみちづれか、と思いました。こういう話好きです!
トビさん
評価:☆☆☆☆
うつくしいなと思います なんの穢れも無いなと
もの悲し気で影がある言葉選びも アンニュイな雰囲気を引き立ててるし 覚悟を持ってゲンガーを受け入れる主人公に限りない聖潔さを感じました
ポリゴ糖さん
評価:☆☆☆☆
【褒めポイント】
・話の明るさの勾配
  話が進むごとに少しずつ不穏な言葉が混じってきて、ギャグを交えつつの穏やかな展開からシリアスに持っていく調節が上手い。
・最後の展開
  叙述トリックからのハッピーエンド。生ける道へみちづれという表現が非常に良い。
・ユカリさんの心理描写
  酒でも読書でも埋められないでずっと残っている心の穴が、会話の一つ一つから感じられました。けれどどこかで諦めきれなかったというのもよく表現できていると思います。
・メガシンカの演出
  ここぞというタイミングでメガシンカするという展開に痺れました。
【指摘ポイント】
・最愛の人の生死を確かめなかったのか
  ハクさんが不治の病と知った後から現在までの描写がないためなんとも言えませんが、「ハクはまだ、生きてるんだ」という言葉から死んでいると勘違いしていたと解釈できます。その齟齬が生じる原因が分からず、結果として生死すら確かめなかったということになってしまう。
【総評】
 指摘ポイントのところさえ解決できていれば、と思いました、☆4つと相成りました。
紫雲さん
評価:☆☆☆☆
 軽妙な台詞回しが実際に対話劇で見てみたいなあと思いました。
 愛する人を恋慕う女性の強さと脆さを見たような気がして、読み手も影の中から事の顛末を窺っている気分になりました。
 締め括りは悩まずに書かれたのでしょうか。いくつか選択できる着地点があったと思うので、またお聞きしてみたいものです。
北埜とらさん
評価:☆☆☆
 意外と文字数あったんですね、カウントして驚きました。確かに短い物語ではありませんでしたが、大変やさしく読みやすい文章で、ストーリーもとても分かりやすかったので、字数以上にスイスイ読み進められたんだと思います。それも作者さんの技量と考えます。お見事。
 淡々と同じペースで進んでいく、なだらかな物語、って印象でした。好きです。淡泊って意味ではなく、山場に向かってゆるやかに流されていくからこそ、ゆるやかに胸に迫るものがあるっていうか。初読のときには気づきませんでしたが、序盤『自分のことを我がこととして捉えられなくなって、結構経つ気がする。』とユカリさんの身に悲しい出来事が起こっていることを示唆してたり、ゲンガーと遭遇した時に『どこかで見たことのある目だと感じた。』と感じていたりと、色々と伏線が張られていてよく練られた作品だなと……あれ? ユカリさんはゲンガーとは会ったことなかったんですっけ、あれ伏線じゃないのかも……?
 ユカリさん、ゲンガーさん、クロ、この三者の絡み合いがすっごく微笑ましくてかわいくって、だからこそ夢を見た時やゲンガーさんがメガシンカした周辺の物悲しさが引き立ってるんだな~って感じました。ゲンガーがメガシンカした理由ってのは、過去の夢を見たユカリさんがハクさんに思いを募らせたことによって、ゲンガーと心が通った結果メガシンカした、って解釈で良いんですかね。なかなか面白い。
 ゲンガーがハクさんそのものでした、ってなったら、それはそれで面白いけど安易なオチだな、と思ってたかもしれません。一捻り二捻りされてて、やっぱよく練られた作品だなと読み込むほどに感じました。生きるのも一緒、死ぬのも一緒。あたしもハクも、ゲンガーも、道連れ。いいな。ハッピーエンドで終わったところも個人的にはGOODです。好き。
 ふむ。百合……、良いですな(読者は ほほえんだ
小樽ミオさん
評価:☆☆☆
 少女のハクさんは生へと道連れにされた。もう死出の道を一緒に行く必要はなくて、二人の物語はこれからも続くんだと思うと微笑ましいです。ハクさんの名前は魂魄、急迫、脈拍、白い藤あたりのハクでしょうか。素敵な名付けだと思います。
 前半は「命を狙いに来たけれど奪いきれずに居候になる」というほのぼの(?)展開で、クロが絶えず目を光らせていたり、ユカリさんが軽口を叩いてみたりと思わず笑顔になるような雰囲気が出ていました。預金通帳のくだりはその中でも一番印象に残っています。
逆行さん
評価:☆☆☆☆☆
 なんとなくマスクネームで作者が分かりました。
 オチがちょっとふわっとしてしまった印象。インパクトに若干欠けたというか。主人公が生きる道に道連れさせた、と言うのは分かりますが、ハクが目を覚ます布石が何か欲しかった感じがあります。
 ただ、それ意外は全体的に高水準でした。
 冒頭で主人公が酔っ払っている状態なのが巧いですね。「なんでこんな冷静なんだ……」って読者に突っ込ませないようにしているんですね。
 可愛らしいゲンガーとみせかけてメガシンカしたときの恐ろしさは強烈でした。ああ、これマジで殺すつもりなんだって、思いました。ほのぼのとした物語から一転させて緊張感を出すのに、このメガシンカの描写はかなり上手く機能していたと思います。
 クロのポジションもよく、物語の邪魔をしないで、いい感じの緩衝材になっていると感じました。
 あまりに物語がスームズに進行していくから、初読時は百合であることを忘れてしまいました。
円山翔さん
評価:☆☆☆☆☆
 1万字の短編の中でこれだけ章分けをして、しっかりと起承転結を書ききれるというのは凄い事だと思うのです。586さんの「ネネちゃんの手は汚れている」やまーむるさんの「カルテット」なんかを思い出しながら、ああ、きっと「打ち上げ花火以下略」に影響を受けたのだろうなぁと思いつつ拝読していました。そして、みちづれという単語から不穏な雰囲気を感じ取った私めをどうかお許しください。道連れは道連れでも、生きる道連れ。旅は道連れ世は情けの道連れ。素敵です。
浮線綾さん
評価:☆☆☆
浅夜&とまとさん
評価:☆☆☆☆
レイコさん
評価:☆☆☆
48095さん
評価:☆☆☆☆
まーむるさん
評価:☆☆☆
不壊さん
評価:☆☆☆☆
えびフライさん
評価:☆☆
じゅぺっとさん
評価:☆
灰戸さん
評価:☆☆☆☆
さつこさん
評価:☆☆☆
空色代吉さん
評価:☆☆☆☆☆
織田秀吉さん
評価:☆☆☆☆☆